「月刊アニメージュ」誌上にて、2009年6月號から2011年7月號まで、予告の番外編を入れて13回連載されたファンタジー絵物語。安倍吉俊×小中千昭×中村隆太郎という『lain』のメインクリエイターが集結(jié)し、21世紀版『lain』と言うべき新たな物語を紡ぐ。 『ですぺら』というタイトルは、大正時代のダダイスト(既成の秩序や常識に対して否定や破壊、虛無を行う「ダダイズム」の心棒者)であり、詩人でもあった辻潤の散文詩のタイトルからの引用。Desperado=ならず者、という意味合いも含まれている。 『ですぺら』は辻潤が生きた大正時代、1922年=大正11年の日本を舞臺に、「あいん」と呼ばれる不思議な少女と、彼女が作った「未來を覗く裝置」、そして大正に生きた様々な人々を描く。大正の帝都にネコ耳ヒロインが登場。 『lain』以降、日本畫を基調(diào)とした獨特の畫風で多くのファンから支持されている安倍吉俊のイラストを、描き下ろしを含めてふんだんに収録。
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